カタールの人種差別問題
JUGEMテーマ:自然と共に生きる
↑ ロッド・スチュワート、ロン・ウッド&ケニー・ジョーンズ「Stay with me」
ロニー・レーン、イアン・マクレガン亡きフェイセズ。
ワールドカップも五輪もやめちまえ
コロナワクチン5回目の予約がなかなか取れず
ならばとインフルエンザの予防接種に行ってきた。
帰宅してTV付けると昨日カタールで行われた
イングランド vs イランの試合前の異様な光景が流れている。
イラン選手はヒジャブの不適切着用で警察に殺害された女性への追悼と
母国への抗議として国歌を歌わず。
イングランド選手はカタールの人種差別への抗議として
片膝を付いている。
だが本来ならばEU各国がLGBTQ支持のレインボーカラーの腕章を付けて
試合に臨む予定だった。
FIFAが罰金を科すと告げるも選手達は
「罰金くらい払ったるわい!」と一歩も引かず。
結局FIFAは「腕章借用者にはイエローカードを出す」ことを決定。
この事実上の出場権取り消しにチームも選手も沈黙せざるを得なかった。
カタールは国家が法律で同性愛を禁止している。
LGBTQが宗教的に認められていないことに対して
無宗教のワシがケチを付けるなんて無粋な事はせんが
国家権力が性的少数派を縛りつけているのだ。
禁固7年から死刑という厳しい罰だ。
同性愛者だけではない、女性の権利も著しく制限されている。
問題はまだある。
ワールドカップ用の会場建設では大勢の外国人労働者を
低賃金、劣悪な環境で酷使し、この1年で6千人以上の労働者が死んだ。
サッカー好きで知られるロッド・スチュワートでさえ
開会セレモニーへの出演を以上の理由で断っている(ギャラ100万ドル!)。
日本ではスポーツバーにサッカー好きが集い
ユニフォームを着込んで、ビールやら何やらを手に持ち
熱狂している。
まるで世界から貧困も戦争も差別も消え去ったみたいな光景だ。
別に批難しているわけではない。
それはそれで良い眺めだと思う。
だが個人的にはこんな大会、観る価値などありゃせんと思うから観ない。
IOCもFIFAも「スポーツと政治は切り離すべき」とのたまうが
スポーツを政治利用しているのはお前たちぢゃないか。
オリパラもワールドカップもいちどぶっ潰して
再考したほうがいいんぢゃないか!?