Hisashi Shirahama Official Blog

白浜久のオフィシャルブログ。時事ネタから告知まで。

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2022.01.09 Sunday

18歳から成人

JUGEMテーマ:教育


↑ ブライアン・アダムス「18 till I die」

死ぬまで18歳なんてワシは真っ平だけど
ブライアンに言われると「それもいいな」なんて思ってしまうくらい
この曲はカッコイイな。
だがそれを望むなら18歳で死ぬしかない。


成人年齢が18歳に引き下げ

今年4月から成人年齢が18歳になる。
1年後にはカード破産者が裁判所に列を作ることになるんじゃなかろーか。
18歳の皆さん、お気を付けて。


なかなか減らないな、体重

連載原稿が大詰めを迎えていて、なかなかジムに行けずにいる。
もともと運動よりも録音したり文章書いたりのほうが好きなんだから
まぁ仕方ないんだけどさ。
今書いているのはそのままボク世代の備忘録にもなるから
結構力を入れて取り組んでいる。
楽しみにしてくれい!
 

2021.05.22 Saturday

少年法改正

JUGEMテーマ:国会


少年法改正
https://www.nishinippon.co.jp/item/o/742244/

早くも人権派の学者さんたちは猛反発している。
「少年の更生の機会を奪う」と。
ん〜元法務教官としては
「ひと月でいいけん少年院で働いてみ」といいたい。

ボクが勤めていた頃は18歳以上で検察官送致が可能。
それが何年か前の改正で16歳まで引き下げられた。
解り易くゆーと、16歳過ぎれば大人と同じ裁判を
受けさせることが出来ますよ、と。
で、今回の改正で何が変わったかとゆーと・・・
以前だと被害者が死亡した場合に限定されていたのが
悪質な傷害事件、性犯罪、強盗など
1年以上の刑に当たる事件は全て成人として裁かれる。
実名報道も可能になる。
そこまでやるんなら18歳以上は
全て成人犯罪と同じ扱いにすればいいんじゃなかろーか。

甘くなる点もある。
虞犯少年(犯罪をおかすおそれがある少年)は保護処分で
少年院に一定期間入れることができたが、来年からは
18歳になれば犯罪そのものが無ければ逮捕出来ない。
ん〜ややこしくなるねぇ・・・現場は混乱しそうだ。
 


2015.07.07 Tuesday

TVタックル


今日のTVタックル

「少年法を18歳に引き下げ」

僕は賛成だ

2年間の法務教官経験で何エラそうに言っているんだ!?

・・と言われるかも知れないが賛成だ

えなり君、少なくとも5割以上の人は彼に賛同したんぢゃなかろーか

えなり君、凄いなぁ・・・友達になりたいなぁ

鳩山邦夫さん、嫌いぢゃない

出来るならば兄貴をなんとかして欲しいな、と



2015.03.04 Wednesday

少年法の改正について



明日(今日だ)は早めに起きなければならんのだが

アコギ用のD.Iを近々製作するにあたって

その回路図をネットで拾っているうちに

目がパッチリ覚めてしまった

困った


閑話休題中一少年の殺人事件について

書くと猛反発くらうだろうからこれまで敢えて触れなかったんだが

睡眠不足の灰色脳の勢いで書いてしまおう

昨日昼ワイドで夜回り先生が実に的を得たコメントを言ってくれた

彼は怒りを抑えに抑えて語ったんだろうが直訳すると

「親が信用出来ない時は教師なり地域社会が介入して子供を守らないと

かような殺人事件はまた起きる」ということか

数十回もの電話連絡、家庭訪問を続けた教師の働きを認めた上での発言だった


今回の事件は最初から犯人が少年だと判っていたから

家庭裁判所の検察官送致の決定を待っているうちに犯人が自首してきた

そんなカンジだった

僕が法務教官やっている時から16歳以上は検察官送致によって

成人と等しく裁判にかけられる

今はもっと下がって14歳以上

だから今回の3人の加害少年は成人事件として裁かれることになる

(手を下していない手下は家裁に逆送されて少年院送致になるかも知れないが)

世間が騒いでいるのはどうやら量刑の軽さのようだ

たとえ刑事事件で裁かれても刑は1段階軽くなる

死刑は無期懲役

無期は10〜20年の有期刑に軽減される

という事は早ければ20代後半で出所の可能性がある

しかも今回のようにネットで実名から写真まで垂れ流されると

裁判所はその社会的制裁を考慮して刑を軽くする傾向にあるようだ

反発買うのを怖れず個人的意見を言わせて貰うと

18才以上を成人、未満を少年と再定義すべきではないか、と思う

(だって18才から選挙権あたえるんでしょー!?)


↑マンハッタントランスファー「Joy spring」

天才クリフォード・ブラウンによって書かれた

この時期になると聴きたくなる曲のひとつ

外はまだ雨が降っているが気温が上ってきた

春の雨だ

マンハッタンのバージョンも好きだ


2014.07.31 Thursday

続・少女の闇

JUGEMテーマ:精神分析


昔、少年院のせんせーやってた時に随分とやったなぁ

心理テストに心理分析

昨夜は久々に夜が明ける前に床についたんだが

拘留中の16歳の少女の心の闇が迫ってきて

よー眠れんかった

そこでフロイトの力を借りて整理してみることにした

(気になっていることを放っとけないのだ)


人間の脳ミソ、精神構造を乱暴にぶった切ると

およそ三つに分けられる(とフロイトは言っている)

イド(衝動本能)

エゴ(自我)

スーパーエゴ(超自我)

(御存じの方も多いでしょうが一応記しておきます悪しからず)

イドは食欲性欲から快楽・興味を引くものまで全ての欲求欲望

エゴは親、社会の躾によって形成される

だからこの2つは犬や猫も持っているとゆーことになる

そしてベクトルは大部分において180℃逆を向いている

目の前のエサに飛びつきたい(イド)が、お座りをさせられているので我慢している(エゴ)

で、スーパーエゴこそ人間の人間たるところで我々は成長と共に

自分なりの哲学や思想を自己に組み込んでいく

これがスーパーエゴ(揺ぎ無い良心と言い換えてもいい)

要はこの3つのバランスで行動が決定されるというわけだ

で、僕が少年院教官時代にこの3つをせっせとデータ化していたわけだが

殆どの犯罪少年が、イド>エゴ>スーパーエゴ

イドをヤカンの中の湯に喩えたらエゴはヤカンのフタのようなもの

つまりエゴが弱いと沸騰したお湯が簡単にフタごとぶっ飛ばしてしまうのだ

またこれは相対的な問題だから

イドが平均の10倍強くてもそれを抑え込むエゴ(フタ)がもっと重ければ

犯罪行動には至らない

こーゆー人間は概ね政治家や会社社長、芸術家に多い(と思う)


さらに別の特殊な例を挙げると イド<スーパーエゴ<エゴ

というタイプも少なからずいる

こうした人間は大した欲望もないのにあまりにも厳しく躾けられたために

過度に自分を律してしまう傾向にある

潔癖症くらいで済めばいいが

ちょっとしたガス抜きさえ出来ない状態が長く続くと

少しづつ溜まったガスに引火してドッカーン!

初犯でいきなり重犯罪を犯すケースも少なくない

僕はこっちの子を主に看ていたんだが

そのうち確信めいたものが見えてきた

自分のアタマに乗っかっている重石を取り払うのには一度自己破壊させないと

再構築出来ないということだ

それはつまり反社会的な行動でそれまでの自分を葬り去るということなんだが

自分のみならず無関係な人の将来をも台無しにしてしまうケースが多いのだ

残念だが


話長くなったが佐世保事件

あの子が

イド:強大 エゴ≒0 スーパーエゴ≒0

なら起こるべきして起こった事件として納得も出来るんだが・・・

イド=エゴ+スーパーエゴ

で辛うじて生きてきたものの

母親の死と父親の再婚が彼女の安全弁を吹き飛ばしたのなら

こんなに哀しい事件もない

父親はこれからずっと(死ぬまで)地域社会から道義的責任を

問われることになるだろう

もしかするとこれこそが彼女の望んだことだったのかもしれない

父親を別の形で罰すること(社会的抹殺)

少なくとも幾つかある動機の一つのような気がする


↑ストーンズ「Sweet little 16」

英語圏では16歳はサラダ・デイズと言われる年代(天声人語より)

シェークスピア劇中のこの台詞を小田島雄志さんは「若葉の時代」と訳した

チャック・ベリーの代表作の一つ

ビートルズもカバーしている

チャックの弾く短いイントロをジョージ・ハリソンもキースもコピーしているが

完コピという意味ではジョージは本当に凄い

このライブのロン・ウッドは精彩欠いているなぁ

世の16歳少年少女よ!(そんな子は誰一人としてこんなブログ読んでいないと思うが)

人生はとても短い

争ったり危険ドラッグ(ヒドい名前だ)吸ったり殺人やる時間があったら

ビーチで恋をしなさい

・・って説得力無いなぁ


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