クリスマスイブ
JUGEMテーマ:自然と共に生きる
↑ The Who「Teenage wasteland」
アルバム「Who's next」が実はトミーに続く超大作「Life house」として
発表予定だったというニュースが出たのはいつだったか
まぁ凝縮された1枚のアルバムとして出してもらったほうが
当時は嬉しかったな。2枚組を買うのは本当シンドかったから。
大川原化工機事件
クリスマスイブではあるが、今日の朝日朝刊の1面はこれ。
事件の経緯はメディアも大きく取上げ、特番も作られたからご存じの方も多かろう。
20年3月、この会社が製造する乾燥噴霧器を中国に不正輸出したとして
警視庁公安部が社長、技術部門トップら3名を逮捕、東京地検が起訴した捏造事件だ。
公判開始直前に検察が起訴を取り下げたが、1年にも亘る勾留でお一人が亡くなられている。
会社と遺族は(当然ながら)警察公安を組織する東京都と国を相手取って
およそ5億6千万の賠償請求訴訟を起こした。
倒産まで追い込まれたことを考えれば少額な気もするが。
裁判は大荒れで捜査員が「捏造だった」とする証言まで飛び出し
起訴した検察官(女性)は「自分は間違っていない。だから謝罪もしない」
と突っぱねたが、先日毎日新聞が検察と公安のやり取りを示すメモをスクープ
公安が立件目的に意図的に事件を捻じ曲げ、それを懸念する検察とのやり取りが
記されている。
裁判は既に結審していて判決は3日後だ。
大川原社が被った被害を考えれば全額認められたところで十分な補償とは言えないだろう。
敢えて個人的意見を述べるならば賠償金の一部(或いは全額)を
捏造に関わった捜査員、検察官に負担させる法改正があってもいいのではなかろうか。
こうした悲劇を繰り返さないためにも。