昔の仲間来る
JUGEMテーマ:ふるさと
↑ 白浜スタジオでギター録音中の鶴川仁美氏
40数年ぶりか
鶴川仁美はロッカーズのギタリストとして80年代頭にデビュー
その後ソロアルバムを出すも、当時の音楽業界にすっかり嫌気がさして
表舞台から暫く遠ざかっていた。
その後好きなアクセサリーのデザインや製作が軌道に乗り
音楽のほうは人前で演るのは極力避けていたようだ。
それが、数年前から昔の仲間達のレコーディングに参加したり
ライブ活動もマイペースでやるようになったとか。
お互いデビュー前のロッカーズ、モッズで共演もした仲だが
彼がデビューで博多を離れて40数年、会ってはいなかった。
それが「ギターの調子がどうも悪い。診てちょ」「よかよー」で
先週末、ギブソンのオールドギターを抱えて我が家に。
ボクはあれから随分太ったけど彼は全く同じ体型を維持している。
精悍な顔つきも当時のまんま。もうこれは才能と言う他ないね。
老けない選手権があったら彼は間違いなくメダリスト。
デビュー当時も東洋のバンドに一人だけロンドン出身が混じっているかんじで
かなり浮いていた。
決して悪口ではないが、J君はロックミュージシャンを演じる役者にしか見えず
それが鶴川氏の横に立つとさらに目立ってしまったように思える。
ま、J君はその後役者として高い評価を受けたわけだから
収まる場所に収まったってことだ。
40年ぶりに聴いた彼のギターはまるで印象が違って聴こえたな。
歳を重ね、器用になる代わりに差し出さねばならないもの
例えばみずみずしさ、青さ、粗暴さ
それを捨てずに成熟していくのにはそれなりの苦労もあったんだろう。
殆どのアーティストが若いうちに旬を迎えるけど
彼の盛りはこれから始まるかもしれない。