Hisashi Shirahama Official Blog


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2019.01.21 Monday

ショスタコーヴィッチを聴く

JUGEMテーマ:戦争・紛争



↑ ショスタコーヴィッチ作曲 交響曲2番 op.14「October」

ショスタコーヴィッチを最初に聴いたのはこの2番だったから
​どうしても「聴くんなら2番からだよ」ということになる。
5番から聴いていたら「やっぱ5番でしょ」
と言っていたかもしれない
演奏はアズサ・パシフィック大学オーケストラとあるが
どこの国か知らないが、まぁいわゆる音大だな
確かに若い音ではある
OB&OGも混じっているようだけど

ショスタコーヴィッチはソヴィエトの作曲家で
2つの世界大戦の頃に最も活躍した人
15もの交響曲を書いてマーラー以降最も偉大な20世紀の作曲家
・・・と言われている。
時期が時期だっただけに、ソヴィエト政府御用達作家
の汚名を着せられたこともあったようだ。
ちょうどワグナーがドイツ民族を鼓舞したのと同じように

2番は10月革命を祝う曲として政府から依頼されて作った
・・・ということになっている。
確かに曲の構成は混沌から始まり徐々に協調へと向かっていく
だが、漠然とした不安感のようなものがこの曲の根底にずっとある
(書かれたのは第一次大戦終了の9年後、第二次大戦が始まる12年前だ)
だから政府の依頼をクリアしつつ
体制批判をこっそり盛り込んでいたんじゃないかなぁ
聴いていると、そんな気がするんだけど

シェーンベルクの影響をバッチリ受けているのも判るな
それにしても・・・マーラー以降に作られた交響曲って
演っている人はあんまし楽しくないんぢゃないかなぁ・・・
指揮者は面白そうだけど
それはつまりバッハやモーツァルト(あるいはブラームス)のように
パートの主従関係が演っている人にも解るのと違って
主役を食うようなカウンターのメロディが脈絡も無く現れたり
12音技法によってマイナーとメジャーのメロが容赦なく入れ替わるからさ

自分の役割を追求したら「なんだ、随分つまんない役どころだな」

と憤慨するプレーヤーもいそうだ

時計を見ると午前2時半
イドを覗き込む時間にビールをちびちび飲みながら
ショスタコーヴィッチの魂の音楽はまだ続いている
こーゆーのって人生の喜びではあるんだが・・・
身体には悪いな

 


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