2019.07.30 Tuesday
友がまた一人逝った
JUGEMテーマ:追悼
今朝、友が逝った
オフクロを看取った病院と同じホスピス
悪友のヒロノがそこの事務長さんとこれまた親友の仲で
おかげで母の旅立ちはとても穏やかなものだったが
彼女(死んだ友だ)も事あるごとに
病院スタッフに対して感謝の言葉を口にしていた
そんな不思議な縁で、彼女の状況と突然の死については
ヒロノから知らされることとなった
18から23才までの博多時代
彼女は音楽仲間の恋人として(その後結婚した)
僕の青春期の重要なメンバーの一人だった
その後ボクは上京し、いつの間にか記憶も薄れ
気がついた時には二人は離婚していた
一人は再婚し子供にも恵まれ
1人は独身のまま独りぼっちで旅立った
最後に彼女に会ったのは新婚間もない頃
新居に呼ばれて夕食を御馳走になったときだ
とても美味しかった
幸せそうだった
あれから40年近く経つ
なにもかも変わってしまった
多くの人間が去り、代わりに新しい人間が空いた席を埋めた
僅かだが変わらないものもある
ボクは相変わらず音楽家だし
元夫とは今も変わることなくずっと親友だ
死者の記憶が消え去るまでにこれから何人見送るのだろうか
そして自分もいつかはその仲間入りをする
はっきりしているのはそう遠い話ではないってことだ
それを忘れず生きて行こうと思う
↑ジャニスの「ベンツが欲しい」
彼女(メイ、それが彼女の呼び名だった)が愛した曲
「ベンツをおねだりしても可愛い女だと思われたい。それが私の夢」
生前そう言っていた
彼女はベンツを手に入れただろうか?
R.I.P.
多くのことを教えてくださった先輩でした。僕も久さん同様、音楽を続けていて(もちろん、自分なりの細々とした活動ですけどね)彼の奥様とは今でも繋がっていて、彼の命日にはお線香を贈ることにしています。
人は2度死ぬと言いますよね。1度目は、本当の死、そして人々の記憶から消えるときに2度目の死を迎えるそうです。
似たような話を藤井フミヤさんが話していました「とても綺麗な景色を、恋人と二人で見たとして、その記憶はどちらかが生きているうちは消えない。でも二人とも死んだときに永遠になる・・・」みたいな話だったかな?
亡くなった人を思い続けること。これは決してネガティブな考え方ではないと思っています。思い続けること、忘れないこと。これは亡くなった方のためでもあり、自分のためでもあると思っています。
ご友人のご冥福をお祈りいたします。